江津市議会 > 1998-12-11 >
12月11日-03号

  • "保護者"(/)
ツイート シェア
  1. 江津市議会 1998-12-11
    12月11日-03号


    取得元: 江津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-05
    平成10年12月(第6回)定例会               平成10年第6回議会定例会                 議事日程第3号平成10年12月11日(金)午前10時開議              ~~~~~~~~~~~~~~~ 本日の議事日程第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~ 会議に付した事件本日の議事日程のとおり              ~~~~~~~~~~~~~~~ 出席議員(20名)1 番  山 本   誉 君           2 番  永 岡 静 馬 君3 番  川 上 テル子 君           4 番  福 原 昭 平 君5 番  深 野 政 勝 君           6 番  森 脇 弘 子 君7 番  坂 本 照 良 君           8 番  藤 代 昌 希 君9 番  森 脇 洋 二 君           10 番  河 野 貴 雄 君11 番  室 安 延 博 君           12 番  盆子原 良 英 君13 番  山 根 英 毅 君           14 番  城 山 勝 吉 君15 番  高 橋 次 郎 君           16 番  古 川 忠 光 君17 番  桑 原 祥 瑞 君           18 番  松 田 千鶴廣 君19 番  田 中 良 雄 君           20 番  佐々木 忠 且 君              ~~~~~~~~~~~~~~~ 欠席議員(0名)              ~~~~~~~~~~~~~~~ 説明のため出席した者市長      田 中 増 次 君        助役      砂 田   忠 君収入役     小 林 憲 弘 君        参事      二 上 忠 幸 君参事(保健福祉課長)                参事(都市建設課長)        浅 野 芳 友 君                有 田 康 人 君企画振興課長  三 浦 賢 士 君        人事課長    西 川 幸 三 君財政課長    近 重 靖 夫 君        税務課長    宮 田 茂 樹 君市民課長    坂 口 紀 惠 君        生活環境室長  沖 田   洋 君民生児童室長  寺 本 光 雄 君        清江園長    大 村   昇 君事業推進室長  森 岡   稔 君        用地課長    植 田 茂 忠 君農林水産課長  横 山 厚 雄 君        農業委員会事務局長                                 森 脇 一 郎 君商工振興課長  近 重 信 也 君        会計課長    佐々木 朱 美 君教育長     野 上 公 司 君        教育管理課長  笠 藤 充 宏 君生涯学習課長  横 山   豊 君        水道局長    西 谷   茂 君監査委員選挙管理委員会事務局長         総務課長補佐  植 田 勇 冶 君        有 田 博 政 君              ~~~~~~~~~~~~~~~ 出席した議会事務局職員事務局長    山 藤 晴 夫事務局次長   河 野 将 司議事係長    森 脇 芳 樹              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時8分 開議 ○議長(高橋次郎君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配付いたしております議事日程によりこれを進行いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(高橋次郎君) 日程第1、一般質問を続行いたします。 発言の通告により順次発言を許します。 9番森脇洋二議員。              〔9番 森脇洋二君 登壇〕 ◆9番(森脇洋二君) 正友クラブの森脇でございます。通告をしております3点について質問をさしていただきます。 ただ、その3点というのはどういうことを質問しようかとしてることをあらかじめお話をして、それから質問に入りたいと思います。 市長は市民参加による施策の実行ということを常に言われておるわけでございます。これは、言うはやすし行うはなかなか難しい問題を抱えております。いわばこれは行財政改革の総仕上げの問題でもありますと同時に、実はこれからの地方分権に向かっての基盤整備と言えば大仰ですけども、そういうことを意味してる内容でもあります。何が一番そういう意味では厳しいであろうかと。私は、かってある講演会に出ましたときに、八幡市の課長さんがそのときにお話をされた中で、行財政改革の中で一番意識改革が難しかったのは実は職員であります、その職員の意識改革の中で一番大きな役割を果たしていただいたのは自治会がこの行政改革の中で大きな役割を果たしましたと、積極的に私たちが何をやればいいんかという姿勢を出してもらうことができましたと、そういうことを言われました。 私は、自治会あり方というものを今この江津市は一番考えていくべき時期に来ているというように思っております。私自身も議員になる前、15年間ぐらいにわたって自治会長をやられた方からバトンタッチをしまして、3年間自治会長という仕事をしてきました。大体180戸ぐらいの単位の自治会長でございました。非常にその中で多くの勉強をさしていただきました。 今、市民が本当に行政に対して信頼と積極的な参加をできない土壌というものがあります。その土壌をつくり上げてきたのは実は行政であり、私たち議員であり、そして国であるかもしれません。どういうことかといいますと、行政がすべてを抱え込んでしまって、そしてあなたたちにやってあげるという姿勢、あるいは上から言ってきたからこれをやろうという姿勢、そういう姿勢でずっと長い間、実に戦後の行政あり方は実はそういう点にあったように思います。したがって、住民はその中で傍観者になり、あるいはちょっとわかってる人は批判者になり、自治会自治会長は何とか陳情書を出すと。ここが限度でありまして、本当に行政に参加していくという段階まではどうしても踏み込めていないのが実情であります。 では、この実情をどう打開していったらいいのか。傍観者であり、批判者であり、陳情どまりのこの自治会の実態をどうやっていったらいいか。それは行政の側が意識して変えていく以外にはないと私は思います。 私は、行政の側が今自治会に対して見てる目というのは実は行政下部組織で、これは言葉を飾らずに言いますけども、行政下部組織で広報を配り、いろんなものを門口まで、戸口まで持っていってくれる、そういう組織であり、そして何かこちら側でどうしても説明をしなければならんと思うときに集まってもらって説明をする組織であり、陳情書が出てくる母体であると、そういうようなところに目が向いているんではないでしょうか。 私は、先ほど言いました八幡市の課長がこう言ったんです。住民が本当に行政に顔を向けてくれるのはゼロからお話だと。何か組み立てて、これでどうですかというのではなしに、こういうまちづくりをしていきたいんだけども皆さんどうやりましょうかという、そういう姿勢で臨んだときに初めて住民はああ私たちも考えていいんだと、私たちの意見が通っていくんだと、そういう根底からの前向きの姿勢に変わっていく、そのことを私は経験しましたとおっしゃいました。 私は、そういうことは本当は大変難しいです。今、ここに執行部の方々が座っておられますけども、実際に本当にそういう形で市民に対して話しかけた人が何人いますか。私は、今や行財政改革の総仕上げに本当に真剣に取り組まなければこの総仕上げはできないということを痛切に思っております。本当に市の職員が自治会パートナーとなって、本当に根っこから相談に乗り、そのパワーを本当に自分たちの持ってる多くの情報とそしてどうやったらこの問題が解決していくかというプロセスを考える上でいろんなノウハウを持ってるわけですから、それを市民と一緒に考えていく姿勢がなければ決して市民は参加してきません。そういう気持ちでひとつこれから頑張っていただきたいなというように思っておるわけでございます。したがって、今こそ自治会に、市民に問いかける時期であるというように思うわけでございます。どうかその辺について市長のお考え、あるいは担当課長がどういうように考えているか。 今まで、例えば何かの説明会に行きます。そうすると、その場は実は市民行政から来られた方との対立の話し合い、「褒めてもらったことはありません」とある人は言いました。ところが、私は、やっていただいてよかったことについて、あるいはその仕事に対して業者が非常に市民に対して親切な思いやりのあるやり方をしたときにはしっかり褒めていただくように私の自治会皆さんにお話をしました。そして、そのことを実行してくれました。ところが、それについて、「私は初めて褒められました」とおっしゃいます。実は、そういう関係でない方がいいんです。本当に行政市民との信頼関係が満ち満ちた会合であって初めてその施策は立派に成功して、後に問題を残さない。あるいは、物はつくったけども維持管理に金がかかるという話がどこかで消えていく、そういうような方向にぜひ向くように努力をしていただきたいというように思います。これが1点目でございます。 2点目は、公民館というものでございます。 今、江津市には17の公民館があって、これがそれぞれ四苦八苦しながら、本当に懸命によく頑張っていらっしゃいます。今、行財政改革の一環の中で連絡所の廃止という問題が提起されて、そして連絡所というものの現在の実情も調べられまして、そして来年4月からできれば完全廃止ということで、できればといいますか、既定方針としてはやるということで今話し合いを続けておられると思いますけども、この段階で公民館の隠れた実態といいますか、公民館はどんなことをやってるのかという表にあらわれなかった部分がかなり明確に出されました。 公民館は私はいろんな形で教育委員会でも把握に努められている、そのこともよく知ってますし、研修会を開いて、できるだけ公民館活動をよくしていこうという努力を日々怠っておられるわけではないと私は思っております。しかし、本当は公民館と本当に道連れでパートナーでよりこの17の公民館を生き生きとしたものにしていくならば江津市全体の活性化につながるという、そういうしっかりした土台のもとで本当にやられているだろうかということになると、私はどうもそうではないのではないか。本当の意味で公民館についての把握をしてるだろうかというように思います。 これは表面の把握あるいはやってきたことの報告の文書、そういうものだけでとらえることのできない館長のそれぞれの悩みや館長が持ってる公民館に来られる方にこういうことを言われるんだけどもこれはどうしたら解決できるだろうかと、いろんな問題を抱えている公民館長がたくさんおります。あるいは、主事の場合はもっと強烈に市民との対話の中でいろんな目を持っております。そういうことをしっかりと酌み上げて、それぞれの公民館がそれぞれの歴史を持ったそれぞれの地区で本当に地区民とともにまちづくりに励むことができるならば、これは市民参加の大きな土壌であります。 そういう点で、これから私がお願いをしたいのは、本当の意味の公民館の把握をしっかりする手だてを尽くしていただいて、そしてその中で教育委員会社会教育課になりますか、生涯学習課ということになりますか、実際にパートナーとして話ができる、そういう体制をとっていただいて、ああ、その悩みはこうやったら解決できますと、こういうようにできますよということが具体的にお話できる体制をぜひつくっていただきたい。そういうことをやっていただくのに恐らく知恵を絞っておられると思いますので、その辺のお話をオープンにしていただいて、これからエンジンをかけていただきたいなというように思うわけでございます。 最後に、自治会にしても公民館にしても、これは一つの土壌がもうでき上がってる中で、それをどう変えていくかという問題であります。しかし、新たに何を起こしていったら本当に市民参加がかち取れるか、そういう方向になっていくかということを考えてみるならば、これは多くの市民と本当にひざ詰めで話し合いのできる場をできるだけ多く設定をしていくことと、そして昨日坂本議員一般質問の中で言いましたようないろいろなイベントなり行事なりを通して、その中へよりすばらしい行事に盛り上げるために、あるいはその計画がより多く膨らんでいくために市民の参加を求めながら一歩一歩それを着実なものにしていくということとあわせてやっていただく必要があるのではないか。長い間なれ親しんできた今までの例えば協議会にしても審議会にしても、多くの審議会協議会が今少しずつですが江津市も変えようとして新しい人材を求めて、そして出席をしていただく方向にだんだん変わってきつつありますけども、私はもっと大胆に多くの人が集まれるそういう場を幾つもつくって、そしてその人たちの話を聞く場をぜひやっていただきたいなと思います。 例えば、市長は婦人の声を大きく反映さしていきたい、女性の声を大きく反映さしていきたいという希望を持っておられることは十分に承知しております。したがって、できれば江津市の多くの方々、少なくとも100人の方々と本当に真剣に話し合う場を設定するなど、実際に自分の情報を自分の口で語る場をつくっていかなければ住民が本当の意味で参画をしてこないということをその中でしっかりと身につけていただいて、そしてこの江津市が生き生きとした元気にあふれる江津市に変えていただくように心からお願いをし、またそれに対するそれぞれのお考えをお聞かせ願って、この壇上からの質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(高橋次郎君) 田中市長。              〔市長 田中増次君 登壇〕 ◎市長(田中増次君) 森脇洋二議員の質問にお答えいたします。 私は、市長就任に当たり、市が多くの課題を抱える中、議会はもちろん市民、企業、行政が一体となった市民総ぐるみ、総参加の市政推進をお約束いたしたところであります。常に市民との対話を重視し、積極的に情報を開示し、行政を進めてまいります。 御質問の自治会についての認識でございますが、自治会地域社会の住民の皆さんが任意の自主組織として結成され、それぞれの地域の課題の解決に大きく寄与されております。少子・高齢化が進む中、これからは地域住民皆さん自治会の幅広い活動に対し積極的に参加していただき、みんなで地域を守り、発展させていくという意識と議論を展開していただくことが大切であると思います。 一方、現在市内に181あります自治会は市の行政に御協力いただき、末端の行政機能としての役割を果たしていただいております。市政推進の上でも密接な関係にあり、議員御提言のありましたことを今行政として一度考え、反省すべきは反省し、改めるべきは改め、職員みずから意識改革を行い、自助努力を行う中で、自治会の皆様と今後とも連携を十分に取りながら相互に話し合い、あらゆる課題に取り組んでまいりたいと存じます。 次に、公民館あり方についてでありますが、公民館の目的は住民のために実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することであり、その観点に立ち運営をいたしているところでありますが、公民館市民が日常的、恒常的に接することができる最も地域に密接した学習施設であることをより認識し、公民館活動あり方について今後もさらに検討を加え、その進展を図ってまいります。 次に、市民との対話をどう進めるかの質問でありますが、先ほど申し上げましたように、私は市民皆さんとの対話を積極的に進めてまいります。形式的にとらわれず、気軽にどこでも話し合える、例えば現在実施中でございます介護保険制度での出前講座、そういったこと、さらに10人程度の少グループで地域から御要請があれば私自身も含め市の課長等幹部が気軽に出向かさしていただいて、その場でいろいろなお話し合いをする、そういった井戸端会議と申しましょうか、井戸端談義と申しましょうか、そのような対話の場を検討いたしたいと考えております。そのような中から市民皆さんに共通の課題のもと御議論をいただき、御意見を出してもらう、それを市政に反映さしていく、そのことが市民総参加の市政の礎となっていくものと私は考えております。 以下、公民館あり方等について担当課長からお答えをいたさせます。 ○議長(高橋次郎君) 横山生涯学習課長。              〔生涯学習課長 横山 豊君 登壇〕 ◎生涯学習課長横山豊君) 森脇洋二議員公民館に関する御質問にお答えします。 まず1点目、公民館現状把握を行うことについてどのようにしているかでありますが、年に2回の公民館職員会議公民館連絡協議会理事会及び総会において意見交換を行い、各公民館における現状把握に努めているところでございます。また、日常的にも社会教育主事を中心に相談連絡業務を行い、意思の疎通を図っております。今後もさらに連絡調整を密に行ってまいります。 2点目、公民館の館長の方針並びに個々の公民館の特色はわかっているかについてでありますが、年度当初において各公民館重点施策の報告を求め、活動方針重点目標重点目標を達成するための事業計画を調整し、社会教育の方針と事業にまとめ運営しております。また、個々の公民館特色的活動につきましても、これにより把握をいたしております。 具体的事例を挙げますと、波積公民館の波積の里ふれあい大会、跡市公民館子供田植えばやし敬川公民館の花いっぱい運動など、それぞれの公民館において地域の特性を生かした活動が展開されております。 3点目、公民館への情報提供は十分に理解されているか、また住民がそれを生かせるよう配慮されているかについてでありますが、平成7年4月、島根県生涯学習推進センターが開設されたことに伴い、適切な学習情報の提供及び学習相談を行うため生涯学習情報提供システムが整備されました。江津市でもこれに対応しシステム端末機を設置し、最新の事業、施設、指導者団体情報などの提供を受けております。この情報提供は各公民館へも積極的に行っております。また、学習相談についてもその都度この機能を活用いたしており、さらにシステム登録情報一覧の冊子を2カ月ごとに配布する中で、各公民館ともこれを利活用しております。 4点目、公民館同士の情報や生き生きとした交流のできる状況は設定されているかについてでありますが、1点目で申し述べました公民館職員会議など、あるいは毎年公民館職員公民館運営審議会委員を対象に実施しております江津市公民館研究集会において、複数の公民館からの事例発表をもとに公民館の情報を交換する中で公民館活動活性化を図っております。また、4つの公民館で取り組んでおります子育て広場は年3回の合同研修の場を設け、家庭教育の充実を図るなど、交流に向けての取り組みを行っております。 5点目、研修会の成果はどのように把握しているかについてでありますが、公民館職員の研修の機会は中四国地区公民館研究集会公民館職員専門講座、生涯学習関係団体交流集会などであります。このような研修によって5つの国庫補助事業に取り組む公民館が着実にふえていることは、その研修の結果ととらえています。 ○議長(高橋次郎君) 9番森脇洋二議員。 ◆9番(森脇洋二君) ただいまそれぞれ御回答をいただいたわけでございますけども、確かに新しい芽が少しずつ出てきております。例えば、先ほど言われた出前講座だとか、あるいはどこでも出かけていこうと。いわば市長を囲む会というような、イベントに近いような状況ではなしに、実際に市長が足を運ばれて少人数でいろんな話をされるという、本当にそういう場が私は必要だろうと思いますし、そういう御回答をいただいて、ほっとしてるところであります。 ただ、こういうことが言えるんです。この問題、自治会について言えばこの問題をどう解決していったらいいかということについて、ある学者先生具体策は何だろうというようにおっしゃってるわけですけども、その中で自分たちのそれぞれの地域、それぞれの町が何を目指して本当にいこうとしてるかということの把握の上で、行政がすべきことと行政がしなくていいこと、この辺をしっかり市民にわかっていただいて、そしてしっかりと自治会サイドで議論をしてもらうことだと。そして、みんなが一致したことをきちっと実行に移していくということだというように言われております。私は、まさにそういうことが過去から今までずっときちっとされておったならば、恐らく市民行政がやることと自分たちが進んでやらなければいけないこと、行政ができないことというあたりの区別がはっきりついてきていただろうと思います。その辺がないままに、おんぶにだっこの姿勢でやってくる中では不信感が大きな落とし穴となって施策が進んでいかないという状況が生まれるわけであります。 そういう点で、これから市長が言われ、あるいは生涯学習課長が胸を張っておっしゃいましたけども、おっしゃった内容ですべてが足りるというようにお考えで今おっしゃったんであれば、それは私の話を十分わかっていただけなかったということになります。ぜひ最後に、さらにこういう努力をしていきたいというお話をいただけたならば、私は大変満足をしたところでございます。それをつけ加えて、質問を終わります。 ○議長(高橋次郎君) 9番森脇議員の質問を終わります。 8番藤代議員。              〔8番 藤代昌希君 登壇〕 ◆8番(藤代昌希君) 正友クラブの藤代です。 私は、通告しております21世紀に向けて進められようとしている教育改革について、3点質問します。 20世紀末の昨今、教育現場学校外子供たちの引き起こす事件が余りにも多く、新聞紙上で、またテレビ等で報道されております。先日も突然中学生の刃傷事件があり、心の痛む思いであります。 21世紀を、日本の未来を託す子供たちの教育の問題はまさに私たちの問題として考え、対処しなければなりませんし、また私たち大人の責任であるとも言えます。御存じのごとく、子供は親の背中を見て育ちます。さらに、社会を見て、体験して育つものと思います。教育の成果は10年の経過後でないとわからないと言われますように、即効果というわけにはいきません。戦後教育は今までの否定から出発して、いつの間にか変わることのない人の道まで否定の論理に打ち消されてしまったと私は思います。自然への畏敬の念、感謝の気持ち、先生や親や社会の恩、親孝行の意味、成長の節目の行事で心から祝った発育と健康、これらのことはいつまでも受け継ぎ、引き継がなければならない人としての役目と思っております。今の世の中、本当の幸せは人に仕え、支え合う、このことから得られるものであること等が失われているのでしょうか。近所の子供が学年を問わず一緒になって遊びながら学び、楽しみと感動等失われたものが多いように思えます。自分たちで考えた遊びを夢中で楽しむ遊びの天才と言われる子供たちはいなくなったのでしょうか。 最近の山陰中央新報掲載の「学ぶ」の欄でちょっとおかしい子供たちを取り上げた中で、他人が全く目に入らないように見える子供の行動の背景には何があるだろうかという疑問、また心理学者三森先生は今の子供たちには心がないと言われ、そして子供たちの示すさまざまな異変、その背後には脳機能の偏りがあるのではないかと熊本大学医学部三池教授は考えておられます。 こうした子供たちを思うとき、将来はどのように成長するのだろうと不安な気持ちが満ちあふれてきます。市長、教育長が今どのような思いで子供たちの未来を考えておられますか、お伺いし、こんな気持ちで次の3点の質問をいたします。特に、教育現場に思いをはせて質問します。 1点目の学級崩壊とまで言われる教育現場の現状の問題についてです。 ことしの6月、「NHKスペシャル」で「広がる学級崩壊」が放映され、朝日新聞が最近小学校に広がる学級崩壊を、「学校第1部・クラスが解けるとき」を囲い記事で連続11回掲載しています。現場の先生が、なぜか、なぜこうなったのか理解できず、大きく揺れておられます。不登校、いじめ、校内暴力、犯罪等であります。 今、小学校に学級崩壊が起きている問題は保育段階でも同じではないでしょうか。島根整服学園の木原先生にお会いしたときに話してくださったマイペースチャイルドとみずから名づけられて、社会性をほとんど持たない子供のことを話されたのを思い出します。子供の成長過程でのそのとき、そのときにしっかりと伝えて教えてやらなければならないことがおろそかになると、ひずみが大きくなり、理解できない子供ができるということでしょうか。教育現場で、今江津市でこうしたことが生じているのでしょうか。現状についてお話しいただき、警鐘を鳴らす必要があればお話しいただきたいと思います。 2点目の新学習指導要領(案)の文部省の発表をどう受けとめているかについてですが、これも一連の教育改革の必要性を痛感された結果の産物ですが、文部省が新学習指導要領(案)を11月18日に発表されました。この中で、総合的な学習の時間なるものが3年以上の学年に新設されるという内容があります。横断的、総合的な学習や児童の興味、関心等に基づく学習など、創意工夫を生かした教育活動を行うというような内容もあります。江津市教育委員会としてどのように受けとめられるか、お伺いしておきたいと思います。 3点目の21世紀学校が変わると言われる改革についてです。 教育改革が推進されようとしてる中で、「21世紀学校が変わる」という新聞の見出しを目にします。中教審の答申がされ、教育委員会の中身も変わる状況が出てくるようですが、殊教育の問題は国民全体の問題として受けとめ、一人一人が子供教育に責任を果たしてこそ初めて真の教育が可能と考えています。市や教育委員会の果たすこの大改革は重要です。どのようにお考えか。また、どのように対処されるのか、市民に訴えたいこと、伝えたいことを含めてお伺いいたします。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(高橋次郎君) 田中市長。              〔市長 田中増次君 登壇〕 ◎市長(田中増次君) 藤代議員からただいまお話がございましたが、21世紀を目前にしまして、それを担う子供たちの教育は江津市にとりましても極めて重要な施策の一つと認識しております。 議員から、市長は今どんな思いで子供の未来を考えているのかとのお尋ねでございますが、今日におきましては最近の子供が見えなくなったとも言われておりまして、私たちが抱いてきた子供に対する考え方に大きなずれが生じておることも指摘されております。 私自身のことでございますが、私が小学校、中学校ごろには野山に出て、山桃であるとか、クワイチゴであるとか、あるいはシイの実であるとか、そして魚釣りと、豊かな自然の中でよき先輩、後輩と一緒になりまして野山を駆けめぐり、そのことが江津市、我がふるさとの懐かしい思い出として数多く私の胸の中に残っております。また、このことが先輩から後輩へと遊びを通して一定のルールを学び、伝えてきたことも事実でございます。しかしながら、今日の少子化、急激な社会構造の変化等によりましてそれぞれの価値観も多種多様になっておりますが、子供たちの生きる力、豊かな心、人の道を正しく歩むことはだれもが願うものでございます。 議員御承知のとおり、2002年から実施される完全学校週5日制のもとで、ゆとりの中でみずから学び、考える力を育成することを柱としたこのたびの学習指導要領改定案につきましては、教育長のもと適正に取り組んでいただきますが、市といたしましても児童憲章の趣旨、並びに子供自身が健やかに育っていける社会、子育てに喜びや楽しみを持ち安心して子供を産み育てることのできる子育て支援社会を形成していくことが必要でございますので、現在検討いたしております児童育成計画に反映いたしてまいりたいと考えておりますことで御理解を賜りたいと存じます。 以下、詳細につきましては教育長から答弁ということでよろしくお願いをいたします。 ○議長(高橋次郎君) 野上教育長。              〔教育長 野上公司君 登壇〕 ◎教育長(野上公司君) ただいまの藤代議員の御質問にお答えしたいと思いますが、その前に、議員冒頭お話ございました7日の報道でございました大阪で起きました中学生によるナイフ刃傷事件がございましたけども、私も議員と同じような気持ちでその報道を聞き、あるいは新聞を読み、8日校長会を招集しておりましたので、その校長会におきまして、その問題につきまして各学校の校長先生方と親しく話をしました中で指導することは指導いたしておりますし、特に中学校の生徒につきましては、この12月というのが進路指導の詰めといいましょうか、最終決定をする時期に至っておりますので、子供たちの思いを大事にする相談であるように、進路指導であるようにということを再確認いたさせました。 それでは、藤代議員の御質問にお答えいたします。 第1点目の学校における児童・生徒の今日的な課題についてでございますが、結論から申し上げますけれども、江津市の子供たちは学校、家庭、地域の皆様方のおかげをもちまして、おおむね正常なる生活を送っていると把握いたしております。 と申しますのは、現在の子供たちを取り巻く社会的要因は、当市におきましても例外ではございません。少子化や核家族化を背景にして過保護や過干渉、生活体験の減少、学校内外における人間関係の狭さやつまずき、受験準備や都市化した地域環境の中でゆとりのない生活を余儀なくさせられています。こうした生活のストレスによるいじめの問題や初発型非行等の反社会的問題行動、保健室登校等の集団不適合や不登校及びその傾向を示す非社会的問題行動は、わずかではございますが江津市でも発生いたしております。 いじめの発生件数は全国、本県ともに増加傾向でございます。当市は横ばいの状態ですけども、しかしいじめは見えにくいために報告件数だけでなく、暗数的なものもあると受けとめております。現在まで報告を受けましたものは、学校や家庭の速やかな対応と指導で大事に至ることなく解消いたしております。 不登校につきましては、11月末現在で小学校で集団不適合、いわゆる学級に入れない児童でございます、集団不適合を示す児童、及び中学校で数名の報告を受けております。いずれの児童・生徒も諸相談機関と連携をとり、カウンセリング中でございます。こうした状態を踏まえ、相談員事業の継続と、新たに心の教室相談員事業を始めるとともに、生徒指導部会への助成による教員のカウンセリング技術の向上を図っております。その一方策として、今年度1名ではありますけれども1年間の長期研修派遣をいたしております。また、スクールカウンセラーの配置に関しましても、今年度に引き続き次年度は複数配置をさせるべく現在努力いたしております。しかし、何よりも各学校の校長を初めとした教職員の取り組みが大切でございますので、機会あるごとに指導を継続してまいる所存でございます。 第2点目の新学習指導要領案の総合的な学習の時間について、現場の教員と教育委員会として受けとめ方についてでございますけども、この件につきましては昨年5月校長会に対しまして、21世紀に向けた江津市の教育のあり方、江津市学校教育課題の見直しについて諮問をいたし、ことし3月に中間報告を受け、今年度中に最終答申を受ける運びになっております。総合的な学習の時間についてのねらいや具体的な事例等につきましては、議員御承知のことと存じますので省略させていただきます。 学校現場と教育委員会の受けとめ方でございますが、全国各地より任意抽出された小学校、中学校、教育委員会の250名の方々のアンケート集計結果を見ますと、示された課題を柱として、特に関連する場合はその他の課題を含めて取り扱いたいとする回答が大半でございました。 江津市の場合は、中間報告によりますと、学校教育の内容に関することとして心の教育はもちろん情報教育、環境教育、国際理解教育、ふるさと教育、福祉教育、健康教育等を上げ、地域や学校、児童・生徒の実態に応じて、しかも現に取り組んでいる教育目標等に照らして特色ある学校づくり、地域に根差した教育を推進するといたしておりますので、まさに今回の学習指導要領案の総合的な学習の時間を先行的に実践している学校もございます。 また、教育長の立場といたしましては、第4次江津市総合振興計画の趣旨も踏まえ、示された国際理解、情報、環境、福祉、健康等と示されましたその他の課題について十分なる研究を校長会にお願いし、江津のよさを生かした教育となりますよう、指導したいと考えております。 第3点目の21世紀の学校のあり方についてでございますが、21世紀を目前にし、今学校教育はまことに重要な時期にあると思います。児童・生徒数の激減、問題行動の多発、心の病理的現象、さらには教師の問題等、さまざまな課題を抱えており、21世紀の学校のあるべき姿を求めて現在教育改革が推進されているものと受けとめております。 しかし、どのような時代、どのような変革に直面しようとも、人としての生き方に関しましては賦役の価値、礼節、長幼の序、思いやりの心、感謝の心等はいつの時代にあっても大切にされるべきものと思います。と同時に、これからの多様で変化に富む時代を生き、21世紀をつくっていくためには、単に知識や技能を身につけるだけでなく、変化に主体的に対応できる能力を持つとともに、課題や困難に立ち向かい、主体的に乗り越えて新しい時代を創造していける子供、すなわち生きる力を身につけた子供の育成が大切であり、現在求められているゆとりの中で、生きる力を培う教育の実践が最も重要であると受けとめております。 生涯学習体系への移行や、学校完全週5日制が実施される中におきましては、子供たちの生活が見直され、教育は学校万能主義から家庭や地域社会を含めた広がりを持って考えなければならないものと思います。子供たちが生活をしている場はすべて教育の場であり、そこにかかわっている人びとがそれぞれの役割を持って、同じ土俵の上に乗って教育をしていくことを再認識することが大切であると考えます。 どのように時代が発達し、変化しようとも、子供たちの生活する場は家庭であり、学校であり、地域社会であることは変わりありません。その子供たちと接点を持った人びとがそれぞれの教育機能を発揮し、協力し合うことによって、子供たちは健やかに成長していくものですから、議員御指摘のように、市民一人一人がみずからの問題として受けとめ、かかわっていくことが大切であると思います。幸い本市の場合、各学校に対しまして地域や保護者の方々が非常に協力的でございますので、子供たちにとってよい環境が期待できるものと考えております。 教育委員会といたしまして、こうしたことを前提とし、今にも増して学校、家庭、地域社会がそれぞれの役割を明確にし、個性ある学校づくり、開かれた学校づくり等に努めるように指導するとともに、家庭の教育力回復の支援や地域の人材、教育力の活用、公民館を初めとした諸機関や関係諸団体等とのより一層の連携を深め、真に地域に根差した教育の実践を指導してまいる所存でございます。 意を尽くさない点もございますけども、以上でございます。 ○議長(高橋次郎君) 8番藤代議員。 ◆8番(藤代昌希君) 市長並びに教育長の御答弁ありがとうございました。 市長は自分からの体験を通して、やはり子供の教育というのはこういったもんでなければならないというような思いを述べられました。幸いにも市は児童育成計画、これがある。その中でしっかりと受けとめて対処するとおっしゃっていますので、市長の考えを十分に反映されて、しっかり子供に対処していただきたいと思います。 教育長は、また熱い思いで、前向きの姿勢で先取りしたいろいろなことを実行されております。再質問が要らんほどの答弁をいただきましてありがとうございました。 ちょっと我々一般市民として、子供たちとの接点、この点について、今新学習指導要領案の中に家庭や地域との連携を深め、学校間の連携とか交流を図り、障害のある子供や高齢者との交流をするという社会的な交流が盛り込まれております。江津市に子供会がそれぞれできておると思います。活発に活動されておる子供会もございます。ややどうかなというような子供会もあるかとも思いますけれども、この子供会の指導者、この人たちにこの新学習指導要領案をしっかり把握していただき、活動していただければと思っております。 子供会の活動を学校サイドの目で見て、どのように評価されているか、またどのように指導されようとしているのか、もしお気持ちがありましたらお話しいただければと思います。 以上、自席からの質問を終わります。 ○議長(高橋次郎君) 野上教育長
    教育長(野上公司君) ただいまの藤代議員の再質問でございますが、まず最初の子供たちとそれにかかわる人々との接点ということでございますけども、昨年森脇洋二議員の御質問に私お答えする中で、学校と校区のいろいろな方々との連携について具体的なお話をさせていただいたと思いますし、また森脇議員自身が遊具を使って子供たちと一緒に学習展開をされていることも紹介させていただきました。 本市の場合、各学校、地域の活力と申しまして、いろいろな地域の方々を学校教育の現場にお迎えしております。今年度も特別非常勤講師といたしまして何名かの地域の方々を申請いたしておりますし、そのほかクラブ活動、その他で多くの方々に学校現場に実際に入っていただいて、子供と接していただいております。こういった接点のあり方は、これは学校教育の一環として実践していることでございますが、そのほかに地域での公民館活動での、いわゆる活動の場でのこの子供たちと地域の方々との触れ合い、あるいは先ほど2点目で御指摘の子供会とにかかわっての問題になりますけども、あらゆる場を想定した接点、特に各学校の大きなイベントであります体育大会や運動会、文化祭とか、あるいは学習発表会、あるいは学芸会等々の行事を通じましてもさまざまな接点があろうと思いますし、例えば典型的な例で申しますと、敬川公民館で行われました花いっぱい運動に関しましては、川波小学校の児童たちが一緒になって活動させていただいておりますし、その活動に参加した感想文等読んでみますと、非常に好ましい感想を持っておるというように受けとめております。 次に、子供会等についてでございますが、議員御指摘のように、江津市の子供会というのは県下でも有数の子供会でございます。したがって、そういった子供会活動の指導者、これの指導力アップのための研修や、あるいはその他の活動も教育委員会として、これは生涯学習課の方で実施いたしておりますけども、本当に生き生き子供活動支援事業として実施いたしております。 そういった中で、民間の方々に新学習指導要領案の趣旨、これをお話しする場がもし設定できればぜひお話をさせていただいて、御理解を願いたいというふうに思いますと同時に、今後の子供会活動、これのさらなる発展をお願いしたいと思います。 関連いたしまして、江津市のスポーツ少年団活動、これは県下のスポ少の中でもこれまた本当に抜きん出た活動をいたしております。この活動も単にスポーツだけではなくボランティア活動等々、心の教育にかかわる活動も合わせ行っております。今回の生きる力につながる活動であろうというふうに思っております。 また、こういった活動等についての評価でございますけども、私自身、それぞれの子供会や、あるいはスポ少等の報告、その他を聞きます中で、指導される先生方は本当に一生懸命やっていただいておりますので、心から感謝し高く評価いたしておりますし、子供たちの活動も本当に子供らしい活動の中でそれぞれが伸び伸びと活動いたしておるように思っております。 以上でございます。 ○議長(高橋次郎君) 8番藤代議員の質問を終わります。 3番川上議員。              〔3番 川上テル子君 登壇〕 ◆3番(川上テル子君) 日本共産党の川上テル子でございます。本日は介護保険の問題、成人式の取り組みについて、それと学童保育の問題について質問をしたいと思います。 12月9日、中央新報に平田市長の太田さんという市長さんですが、次のような投稿をしておられました。それは大筋ですが、初め太田市長は介護保険制度高齢化の進展という時代、時代背景を考えればやむを得ないものと受けとめていたということです。しかし、社会福祉的な要素の強い高齢者の介護が果たして保険という仕組みでなじむものかどうか大いに疑問を覚えるようになってきた。介護保険のもとでは、国民年金だけで生計を立てているような独居老人や、老人世帯は大きな打撃を受けることになる。供給可能なサービス料はその5割にも満たされていない。サービスの提供がふえれば、当然保険料ははね上がることになる。広域行政は住民意見を反映しにくい仕組みになって、住民生活に密着した行政施策が住民の直接の声から切り離されて動くことに危惧を抱いている。事業主体を市町村としながら、すべての市町村が自主単独で運営できない仕組みを疑問に思っている。介護保険にはこのような構造的な欠陥以外にも実際の運用をめぐる問題点は数えれば切りがありません。私たち市町村行政は法制された制度には最終的には従う以外はありません。しかし、住民を益しない制度であれば、その修正を求めるのもまた市町村長の役割ではなかろうかと思いますし、その声が集まれば国の政策を変えていくこともできると、「介護保険制度の修正を求める」と題して寄稿されていました。 このような問題山積みの介護保険について質問をしていきたいと思います。 前会の9月議会では具体的な調査資料が出ていませんでしたので、介護保険について市長には基本的な姿勢、担当課長には法案についての対策をお聞きしましたが、今会は9月14日付に出されました介護保険事業計画策定事業及び老人保健福祉計画改定事業の資料、それと介護保険事業にかかわるスケジュール表に合わせて、モデル事業実態調査の数や対策について質問をしていきたいと思っています。 前会のお答えで、情報はすべて公開して議論をお願いしたいとのことでしたが、介護保険についての情報がなかなか見えてこないと感じていますが、出前説明会のほかに情報の提供はどのような形で行われたのかお聞きします。 スケジュール表では、策定委員会は6月中に選任となっておりますが、6月議会が終わった後にお尋ねしましたら、まだ3名ほど決まっていないとのことでしたが、決定はされたのでしょうか。決定していれば、その人の公表をしてもらいたい。 それから、どういう基準で選ばれたのかも教えていただきたいと思います。 策定委員会がどのような会合をされたのか、話し合いが行われたのか、もし決まってされておられましたら、それもお知らせいただきたいと思います。 そして、来年1月はいよいよ事業計画策定の本格的な検討が始まるようになっていますが、上積み、横出しのいわゆる介護保険外のサービスで、今まで行っていたサービス、保険料については策定委員会にゆだねることになるだろうと答弁されていますので、それらのことを含めて今後の介護保険のあり方、方向を策定する重要な任務を持っている策定委員会ですので、情報をすべて公開するとの答弁からしても策定委員会の会議の公開をして、一般傍聴の制度を取り入れるべきと思いますが、お考えを伺いたいと思います。 また、今後の運営に当たって、運営委員会が必要になってくると思いますが、どのような計画があるのか、伺っておきます。 それから、市内各地で出前説明会を行っておられますが、その中で一番市民皆さんの心配や質問はどういうことであったかお尋ねし、それをまたどう生かしていかれる計画かをお尋ねしておきます。 江津市で行うモデルケースは20件と予定されていたようですが、実際にはどうだったんでしょうか。第1次審査と第2次審査での差はどういうふうに出たのか、またそこでの問題はどういうふうに生かされるのか、被保険者の意見、不服の申し立てなどについてもきちんと行われたのか、お尋ねします。その実態をお知らせください。 現時点でわかっている実態調査についてはどうか、お尋ねします。給付対象者は1号被保険者、2号被保険者、何人でその区別はどうなっているのか、1号被保険者の保険料の5段階のそれぞれの人数をお知らせください。 介護保険スタート時、求められるサービスが提供できると見込まれておられるかどうか、今までサービスを受けておられた方で保険の対象外になられた方は何人になりましたか、その方々のサービスは今後どのようにしていかれるのか、お聞きをいたします。 次に、成人式の取り組みについてですが、成人式についてことしも例年どおり成人式を行われるようですが、市長におかれては成人式をどのようなお気持ちで祝われるおつもりか、お聞きしておきたいと思います。 また、ことしの成人式はどのように行われる予定なのでしょうか。成人式の時間配分から見ますと、例年どおりの成人式のように思い、一言お願いとお伺いをいたします。 昨年、子供さんが新成人になられ、成人式に参加されたお母さんから、次のような御意見を聞かせていただきました。「成人式は新成人が主人公になるべき式であるのに、スポットライトが当たるのは祝詞を言って壇の上にいる人だけで、新成人は暗くしてある座席側に座って、型どおりの祝詞を受けている。男の子はまだしも、一生一代、この日のために朝早くから着飾って晴れ姿をと思っている娘と親の気持ちもわかってほしい。その晴れやかな姿にもスポットを当てて祝ってやってほしい。江津市も財政難だといわれるのでお金をかけてほしいとは思わないが、もっと心のこもった祝いの仕方があると思う。新成人の意見を聞いて、上から祝ってやるのだというような式でなく、新成人が主人公になる成人式をやり、新成人になった喜びが感じられ、大人の仲間入りをした自覚と感動を感じられる成人式をやってほしい」ということでした。 新成人が主人公になり、大人がそれを支えてやれる成人式はどんな成人式なのか、新成人が手づくりでやり、意義のある成人式をやったというような例もありますので、参考にされて取り組みをやってほしいと考えていますが、お伺いをいたします。 華美な服装にならないようにと、ことしの案内書にも書いてあるようでしたが、若者が主人公の式をしたら、やり方によれば着る物もいろいろな選択肢ができ、それに合わせた服装での出席も考えられていくのではないでしょうか。そういうお願いとお伺いをいたします。 学童保育についての質問です。 少子化に対してあらゆる手だてをして、子供たちを地域の宝として、また働くお母さんたちへの支援として学童保育の取り組みをしていただきたいと思います。 島根県下でも学童保育のないのは江津市と大田市だけだという状態でしたが、大田市では9月議会で来年度に向けて学童保育を開設する計画になり、江津市だけが学童保育のない市になりました。益田市では今年度になって4カ所も学童保育がふえると聞いております。江津市だけが学童保育を必要とする家庭がないとは考えられません。若いお母さんたちの中に、学童保育がある、学童保育がどんな制度かわかっていない状態があるのではないでしょうか。厚生省でもことし4月より、学童保育は放課後児童健全育成事業として児童福祉法と社会福祉事業に位置づけて、そういう事業といたしました。主としてお母さんたちへの説明も含めアンケートなどをとられて、お母さんたちの要望があるのかどうかまず実態調査をするところから始められ、取り組んでいただきたいので、お伺いをいたします。 以上で、私の壇上からの質問といたします。 ○議長(高橋次郎君) 田中市長。              〔市長 田中増次君 登壇〕 ◎市長(田中増次君) 川上議員の御質問にお答えをいたします。 まず、川上議員の成人式をどのような気持ちで祝うのかというお尋ねでありますが、私は新しい時代を担う新成人が心身ともに健やかに成長し、立派な成人になったことを心から祝福するとともに、独立した個人として国家、社会に対し責任ある行動をするよう励まし、また保護者皆さんにはそれまで深い愛情を注ぎ込んで育ててこられた御苦労に感謝を申し上げたいと思っております。 次に、学童保育の取り組みについてでありますが、本市におきましても児童育成計画策定のため、保育等サービスの利用状況意向調査によりますと、放課後児童クラブがあれば利用しますかとの問いに対し41.1%が利用したいとの回答がありますことから、現在策定中の江津市児童育成計画の中に位置づけ、地域的な問題あるいは施設、人的等々、関係機関や関係各課と協議し、連携を図りながら児童の健全育成や子育て支援の環境整備など、多様化する保育ニーズを的確に把握して、今後とも児童福祉の向上に努めてまいりたいと考えております。 このほかにつきましてはそれぞれの担当課長にお答えをいたさせます。 ○議長(高橋次郎君) 浅野保健福祉課長。              〔保健福祉課長 浅野芳友君 登壇〕 ◎保健福祉課長(浅野芳友君) 川上テル子議員の最初の御質問であります介護保険についてお答えいたします。 まず、介護保険事業計画の策定、並びにこれに連動いたします老人保健福祉計画の改定へ向けての動きでございますが、浜田圏域での事務の共同処理の形態の問題、またその範囲等をめぐりまして時間が非常に切迫してはおりますが、今なお関係市町村間で鋭意その検討を行っておりますため、いずれの市町村も予定した時期での介護保険事業計画策定の体制整備におくれを来しておりますが、既にこれらの課題に一応のめどをつけるべき時期を迎えていると考えております。 こうした状況の中ではありますが、その計画策定についての基礎資料であります介護サービスの種類ごとに必要量を算定し、要援護者の要介護度別及び状態像別人数分布及びサービスの利用意向を把握するため先般実施いたしました高齢者実態調査につきましては、一たんその全部を県に送付し分析しておりましたが、現在は市においても所要の事項について分析を始めるなど、計画策定関係資料の整備を進めております。 平成10年8月1日現在のアンケート調査対象者6,529名のうち、4,660名の方々からアンケートの回答があり、約71.4%の高い回収率となっております。 また、何らかの障害があると考えられました630人につきましては、個別に訪問調査を実施いたしまして、その個々の状態像を把握いたしております。 次に、介護認定モデル事業の実施でございますが、今年は浜田圏域の6構成市町村で、昨年実施しましたケースと同一の100ケースについて、実務上の課題や対応策に関する調査研究を行い、これを制度の施行に反映する目的で実施され、いま一つは訪問調査員、介護認定審査会委員及びケアプラン作成者等にすべて市内の人材を当て、江津市の独自の能力でもって制度の円滑な運用に資することを目的として30ケースのリハーサルが実施に移され、今月24日には当市で初めて介護認定審査会が開催される予定となってまいりまして、来年10月からの介護認定事務の円滑な実施に向けて備えております。 また、介護保険事務処理システムの共同開発につきましては、県内50市町村とともに、共同開発に参加し、推進をいたしております。 ただいま、諸般のこれらに関しまして、諸般の事項についてその結果についてお尋ねでございましたが、このような状況下にありまして、まだお申し越しのような資料の調整が完璧でございませんので、その段階で改めて御報告をさせていただきます。 次に、介護保険の出前講座についてでございますが、この制度を一人でも多くの市民の皆様に御理解をいただくため、10月から原則として各公民館単位で実施してまいりました。この結果、12月4日現在ではございますが、10地区4団体を対象に実施し510名の参加があり、引き続き実施しております。これについて出されております主な要望は、介護基盤の早急な整備、マンパワーの充実、ボランティアの育成、配食サービスの実施、介護保険の対象外となるサービスの継続等が目立ちます。質疑に際しましては、日増しに、また介護保険にかかわるマスコミ報道のたびに質問の内容も高度化しつつありまして、非常に関心の高さが伺われます。 出前講座以外の広報、啓発活動についてでございますが、広報の掲載へ以後出しておりますし、またボランティア団体等からの要請にも応じて出かけていくなど、努力をしておるところでございます。ここでいろんな意見が出ておりますが、介護保険事業計画の策定に当たり十分議論を行いたいと思っております。 なお、今回はこの出前講座は高齢者を対象に昼間の講座といたしておりますが、次回は若年被保険者とされる方々の都合も考慮し、夜間、休日を計画いたしますなど、その徹底を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(高橋次郎君) 横山生涯学習課長。              〔生涯学習課長 横山 豊君 登壇〕 ◎生涯学習課長横山豊君) 川上議員御質問の2点目成人式の取り組みについてお答えいたします。 まず最初に、新年の成人式のあり方ですが、例年同様の式典で1月2日に開催することで準備を進めております。 次に、新成人を主人公とした成人式の取り組みができないかとのお尋ねでございますが、対象者が市内に住所を有する者、または父母等が本市に住所を有している者としております。したがいまして、新成人は県外にも多く居住しておられますし、また対象者が毎年毎年かわる事業であります。そのため、議員提案の成人式をするには実行委員会をどのような構成にするのか、毎年確実にやっていけるのかなど課題が多くございます。そうした要望が新成人からあれば、その方向で検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(高橋次郎君) 寺本民生児童室長。              〔民生児童室長 寺本光雄君 登壇〕 ◎民生児童室長(寺本光雄君) 川上議員の3点目の学童保育について取り組みを進めていただきたいについてお答えします。 この事業は、児童福祉法の改正により放課後児童健全育成事業として法制化されたものでありますが、近年核家族化の進展や、女性の社会進出の増大、夫婦共働きの一般化等、児童を取り巻く環境は大きく変化しております。昼間保護者のいない家庭の小学校低学年児童に対し適切な遊び及び生活の場を与えて、健全に育成することを目的とした社会福祉事業として、その普及促進を図ることとされたものであります。 この事業を進めるには、小学校区を基本として学校の空き教室や児童館など、多様な社会資源を有効的に活用し、地域の実情に応じて柔軟に行うこととされています。本市におきましては、ことし6月下旬から7月中旬に実施しました児童育成計画策定資料の保護者等サービスの利用状況・意向調査により、就学前児童と小学校低学年児童の対象保護者にアンケートをしたのを昨日も報告したところでございますが、そのうち1,550部発送して回収が832、回収率53.7%の中で、放課後児童クラブがあれば利用しますかとの問いに対し41.1%が利用したいとの回答がありますことから、先ほど市長が申されましたように、現在策定中の江津市児童育成計画の中に位置づけ、地域的な問題やあるいは施設、人的問題等々、関係機関や関係各課と協議し、連携を図りながら放課後児童健全育成事業に取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(高橋次郎君) 3番川上議員。 ◆3番(川上テル子君) 介護保険の件に関しまして、質問にお答えいただいていないところがありますので、策定委員会がどういうふうになっているか、公開していただくのかいただかないのか、それをきちんと御答弁いただきたいと思います。 それから、介護認定の方の内容も、モデルサービスについてちょっと具体的にどういうふうなことがあったのか、認定をするのに時間がかかったり江津市内の人材ですべてやる予定と言われましたが、そういうのは全部公開してきちっと不服の申し立てができるところを設けていただけるのかどうかというところを、もう一度お答えをいただきたいと思います。 それからあと、人数的なことは資料がわかりましてから、またお知らせいただきますようにお願いします。 それから、今整備が広域で行われるためになかなか整備がおくれているということをお聞きしましたけど、2000年までに本当に皆さんの、公聴会でお尋ねや質問、御不満、不安などがたくさん出たと言われました、基盤整備がきちんとできる可能性を持っておられるのかどうか、サービスはどうか、その辺をきちんとお答えをお願いしたいと思ってます。 先日、医療福祉審議会が答申をして、65歳以上のうちの1カ月1万5,000円以上の人からは全部保険料を天引きするという方針で、少ない年金者からも確実に保険料を集めようという仕組みが報道されました。実質に減免規定がないため保険料の未納が出ると見込まれますし、未納者の分もその他の保険料に上乗せして集めるようにすることがこの審議会の答申で盛り込まれていますが、そういうことを江津市ではどういうふうにされるのか。 それから、江津市の国保料の滞納者の数から見ても、市が直接集めることになる年金の方の実態を考えたときに、滞納者や未納者がたくさん出ると考えておられるのではないかと思いますが、これをどういうふうに対処されていくおつもりか、市独自の減免規定が必要になるのではないかと思っています。 それにつけ加えて、前会の御答弁でそういう滞納者が出たときに、国や県で対応する基金の設置などが考えられているという御答弁をいただきましたが、基金をつくるために被保険者にそのお金がまた保険料に加えられる可能性があるということを聞いておりますが、いかがかお尋ねしておきます。 それから、もしサービスができないことがありましたら、どういうことが一番できない御心配なのか、そこのところをお聞きしておきたいと思います。 学童保育についてですけど、学童保育は先ほど申しました法制化の中で市町村の役割として第21条の11に「みずから実施することや相談、助言、連携など、また学童保育がない場合にはみずから進んで実施しなければならない」という項があります。「これらのことを考えて、利用の促進に対して重要な責任を負う」ということになっていますが、どのように考えられておられるのか、取り組みをもっと早く早急にやられないと江津市の少子化の対策におくれをとると思い、また過疎化の大きな原因になると思いますので、そこの辺をきちっと答弁していただきたいと思います。 それから、成人式のことに関しては、私が壇上でことしの成人式をって言いましたけど、あれは来春の成人式なので改めさしていただきます。来春の成人式を要望を取り入れてやりますということでしたが、ことし中にそういうことをきちっとやられて、来春の成人式はどう取り組まれていくのか、困難なことばかりが先に出ておりましたようですが、その辺をもう少しきちっと答弁していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(高橋次郎君) 浅野保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(浅野芳友君) ただいまの介護保険につきましての質問でございますが、介護保険の事業計画策定委員会につきましていろんな諸般の事情でおくれておるということを御説明を申し上げたわけでございますが、これの公開の問題につきましてはあらかじめこういう委員会の規定を定めるべきだろうと思いますし、またそういうものが発足しましてから、いろいろ御相談もそこに申し上げることになろうかと思います。そういうことでございまして、ここにこの委員会の規定というものを、今先ほど申し上げましたようなおくれておる事情もございまして、きっちとした規定をまだ策定いたしておりません。 それから、介護認定審査会、これは24日に市内の力でもってやるという準備をしておるわけでございますが、これにつきましては今のところ公式な認定審査会ではございませんで、いわゆるリハーサルの審査会でございます。それで、これにつきましてもそういうのを公開するかしないかということについてもまだ議論がされておりませんで、いわゆる自分たちの能力のアップということを、それからそういう審査の円滑な推進ということを念頭に置いた事業でございますので、およそそういうのを公開するというのはないのじゃないかと思っております。公式な審査会になりますとどういうことになりますか、今からそういう細部について詰められてくることだろうと思っております。 それから、基盤整備のことでございますが、御承知のようなデイサービスのセンターの問題でございますとか、ショートステイの問題でございますとか、とにかく2000年を目指しまして、介護保険が発足しますときに同時にスタートできるように懸命の努力をしておるところでございます。そうした中で、施設整備につきましては今申し上げましたようでございますが、例えばデイケアのような話でございますとか、訪問看護のようなものですとか、少し心配なものもございますが、何とか12年4月へ向けまして保険に合致するようなサービスが何とか確保できるように最善の努力をしていきたいと思っております。 それから、先般の新聞報道等によります年金からの保険料の天引きの件でございますけど、これ今御承知のような国の方の審議会で議論がなされ、そこに今提案された段階だというように聞いておりまして、まだこれについての細部の政・省令も決まっておるわけではございませんので、そういう情報は関心を持って見ておりますけど、これへの対応ということではまだ部内では調整をいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(高橋次郎君) 寺本民生児童室長。 ◎民生児童室長(寺本光雄君) 川上議員の再質問についてお答えします。 先ほど壇上で申し上げましたように、現在策定中のこれエンゼルプランでございますけれども、児童福祉法の改正により法制化されたわけでございますから、このエンゼルプランの中に位置づけ、場所の問題あるいは人的問題等々、いろいろ問題があるわけでございますので、関係機関や関係各課と協議を進めながら取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(高橋次郎君) 横山生涯学習課長。 ◎生涯学習課長横山豊君) 平成11年の成人式でございますが、先ほど申し上げましたように、例年同様の式典で1月2日に開催することで準備を進めております。 次に、平成12年からの成人式につきましては、新成人の意向調査をしながらそうした新成人を主人公とした成人式に向けて検討を重ねてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(高橋次郎君) 3番川上議員。 ◆3番(川上テル子君) ただいまの御答弁をいただきましたので、また情報がわかれば必ず教えていただきますこと、それから策定委員会のことがどうしても出てこないんですけど、策定委員会は人員だけは決まったのでしょうか、そのことを。それから、まだ決まっていないようでしたら、決まっていないところだけは必ず公募をして前会は公募しないでつくるということでしたけど、決まっていないようでしたら公募できちっと決めてほしいと思います。 それから、ちょっと最後になりましたけど、市長さんにちょっとお尋ねしておきたいと思いますが、介護保険に当たって現行のサービスの水準を下げないかどうかということを前回お尋ねをいたしましたが、どうも取り組みをされるかどうかという御答弁があいまいでしたので、もう一度確認をさしていただきます。 それから、去る11月30日に松江において、日本共産党は対県交渉を行いましたが、この中で介護保険導入に当たってホームヘルプサービスの補助制度が人件費方式から事業費方式にかわるということで、1回の訪問が原則として1時間単位となり、その中には移動時間を組み入れるというようなことになっていて、こういう特殊な例については、江津市のように面積が広くて過疎の進んでいるような地域への移動時間は問題になると思いますので、そういう地域性のあるところについては県としては国へ要望を出していきたいという答弁がありましたが、江津市ではどのようにされる計画かお尋ねしておきます。 それと、全国市町村長会が政府に対して緊急要望した中で、準備が整わなければ実施時間の延長を訴えておられますが、江津市ではどのようにされるおつもりか、お尋ねします。 それから、介護保険を実施するまでに、江津市はこれだけの大事業を行う重要な時期に職員の体制が整っておられるかどうかを、どういうふうにお考えになっているか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(高橋次郎君) 田中市長。 ◎市長(田中増次君) 川上議員の再々質問でございますけれども、介護保険のサービス低下につながるかどうか、そういったことでございますが、いわゆる今のホームヘルパー、ヘルプサービス、そういったことにつきましては現行からいろいろサービスの低下につながらないよう、例えば時間、そういったもんもコストに入ってまりますので、例えば中央から東部なら東部にステーションを置くとかといった関係でその時間を短縮してコストを下げると、いわゆる負担を下げる、そういったことを考えてまいりたい、そのように今検討いたしておるとこでございます。 そのほかの御質問につきましては、当初からいただいておけば今議論さしていただきますけれども、今回は御質問について用意しておりません。お答えはただいまは控えさしていただきたいと思っとります。 ○議長(高橋次郎君) 田中市長。 ◎市長(田中増次君) ちょっと訂正します。 通告をいただいておりません、詳細について。その件についてお答えは私自身できませんので、よろしくお願いします。 ◎保健福祉課長(浅野芳友君) それじゃ、私の方から一部答えさしていただきます。 策定委員会のことが気になるというお話かと思いますが、策定委員会につきましては今申し上げましたような圏域でいろんな話を進めておるところでございまして、私のとこだけ突出してこの策定委員会を立ち上げるということにつきましては非常に問題もございますので、担当課で委員さんをこういう人をお願いしようじゃないかということでつくっておる案の段階にとどめておりまして、いまだ市長の決裁を受けるまでに至っておりません。そういうことでひとつ御了解お願いしたいと思います。 ○議長(高橋次郎君) 20番佐々木議員。 ◆20番(佐々木忠且君) ちょっと関連して質問をいたしますが、介護保険問題がどうも一連の話を聞いておりますとかなりスケジュールがおくれておるのではないかと思うんです。 まず、策定委員会のことについて浅野課長もなかなか答弁がしにくかったようで、最終的に今お話しになりましたけれども、スケジュール的にこの介護保険の導入が決まり出して、保健福祉課という新しい部署をつくってその対応をするということでやってきたんですが、実際の当初の予定スケジュールと現在の進行状況についてはどういうふうになっておるのかということをひとつお聞きしておきたいと思いますし、それから次々と新しい問題が出てまいりますんで、今の川上議員の質問の中にありましたホームヘルプサービスの改善のいわゆる1時間単位になった分に別に移動時間を加えるかどうかという問題等々、いろんな新しい課題が出てきておりますけども、これらにつきましても通告になかったから答えられないということになっていますけど、やはり一つ一つが非常に市民の関心の強い問題ですから、少なくともお考えはお示しになっていただきたいと思います。ちょっとスケジュールの問題、ちょっとお聞きします。 以上です。 ○議長(高橋次郎君) 浅野保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(浅野芳友君) 今スケジュールの件でございますが、今までにもいささかお答えしておるかとも思いますけど、私の課の方の独自のスケジュールでいきますと、この介護保険の事業計画は2カ月前に本当はつくっておきたかったことでございます。ほかのスケジュールもございますが、これに合わせまして老人保健福祉計画の改定でございますとか、所定のスケジュール、チェックをしながら進んでおるわけでございますが、まず最初にやらなきゃならんことがその程度おくれておるというふうに考えております。 それから、人件費方式、ホームヘルパーの人件費方式についての情報でございますけど、特にこうした島根県のような移動距離の多いとこにつきましては非常に問題の多い仕組みになっておりまして、私どもの立場におきましても、また県の立場におきましてもいろんな機会を通じましてこうした方式の改善を求めておるところでございます。 いろんな情報が交錯はしておりますが、いろいろこういう面についても改善がなされてくるであろうということは予測しております。 以上です。 ○議長(高橋次郎君) 一般質問を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(高橋次郎君) 以上をもちまして日程の全部を議了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。              午前11時59分 散会...